更年期障害って何だろう?
閉経期前後に、ホルモンの分泌バランスが変化することによって起こる身体のトラブルを「更年期障害」と言います。
突然の発汗・ほてり・のぼせ・手足のしびれなど身体に現れる症状の他に、イライラしたり不安になったり、精神面で症状が現れる人もいます。
東洋医学においては、このようなトラブルを、身体のエネルギーの流れ(循環)が悪い事による「血の道症」と言います。更年期障害でも、ツボ押しとリンパマッサージは有効です。
血行やリンパの流れを良くする事は、身体のエネルギーの流れを良くする事と同じなのです。更年期障害に特効なツボは、血行を促す「足の三里」と婦人科系トラブルに効く「三陰交」です。
女性ホルモンの働きや自然治癒力も高めてくれます。双方ともに脚のひざ下にあるツボです。足の三里は、ひざのお皿の下に人差し指の端を当て、指幅4本分下がったところにあります。
ツボに両手の親指を重ねて置き、V字のくぼみにあるツボを押し当て引き寄せるように力を入れます。左右同様に行いましょう。一方三陰交は、内くるぶしの中心から、ひざ方向に指幅4本分上にあるツボです。
脚を掴むようにして骨のキワに親指を当て、骨の裏側に指を入れ込むような感じで押すのがポイントです。三陰交は、婦人科トラブルをはじめ、下半身の冷えやむくみ、不眠にも効果が期待できます。
これらのツボ押しに併せて、足首の裏からひざ方向へとつかみながら優しく流すようにマッサージしてあげると良いでしょう。
ほどよい圧を与えながら、足の三里と三陰交のツボを通過するようにマッサージしましょう。
左右10回ずつ行います。